にしかわウイメンズヘルスクリニック

遺伝カウンセラー便り

遺伝カウンセリングとは??

2019.11.02 UP

前回は認定遺伝カウンセラーという希少生物(?)についてお話ししました.今回は遺伝カウンセリングについて少しお話ししたいと思います.

遺伝カウンセリングは遺伝性疾患に関する悩みを抱える当事者に対する医療行為の1つである,とウィキペディアに記載されています.具体的にはどのような方々が対象になるのでしょうか.

遺伝性疾患が注目されるようになったのはアンジェリーナジョリーがまだ病変のない乳房を切除したというニュースでした.皆さんもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか.遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)という疾患です.アンジェリーナは自身の母が若年で乳がんで亡くなったことにより疾患に関係する遺伝子の変化を調べました.そして将来乳がんになるリスクが高いと分かったことが乳房切除のきっかけとなり,最終的にはがんのリスクの高い卵巣の切除も行っています.

このように親,兄弟,配偶者などが遺伝性疾患を持っていて本人もしくは自分の子が同じ疾患にかかるかどうか心配,という人以外にも高齢妊娠のため胎児への影響を心配している人(出生前診断など)や何度も流産を繰り返す習慣性流産の人なども遺伝カウンセリングの対象になり得ます.

遺伝子の変化は大なり小なり合わせると誰もが必ず持ち合わせているものです.全てが疾患の原因になるものとは限らず,本人にも自身のお子さんにも何の影響ももたらさないものや,予め知っておけば病気の早期発見に結びつくようなもの,治療方針の決定を左右するものまで様々です.

今はちょっとネットで調べれば様々な情報が手に入りますが真偽の程を判断するのはとても難しいことです.当院では出生前診断のカウンセリングを行っておりますが,その他心配なこと不安なことがあればぜひお声掛けください.臨床遺伝専門医と認定遺伝カウンセラーの知恵を結集し,誠心誠意対応いたします.

back

にしかわウイメンズヘルスクリニック

北海道札幌市中央区南1条西14丁目291-81ウィステリア南1条ビル2F

市電「西15丁目」駅 向い

TEL 011-213-1730FAX 011-213-1733

top