にしかわウイメンズヘルスクリニック

遺伝カウンセラー便り

昨今の学会事情と実際の出生前診断

2020.10.24 UP

こんにちは。めっきり寒くなりましたが、皆様体調はいかがでしょうか。秋は美味しいものが多くて、毎日様々な誘惑と戦っております。

私は毎年2回ほど学会に参加しますが、今年は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から全てオンラインでの開催となりました。

学会参加の主な目的は、資格更新に必要な単位取得や知識のアップデート、そして昨今のあらゆる情報入手です。オンライン開催のメリットは、自分の必要な情報をじっくり何度でも聴くことができるという点です。ただ、現地にいると常にどこかで講演が行われているので、仕事と直接関係のないものでも聴き、それが意外と後で役に立つということもありますが、オンラインだとそういったうれしい誤算はほぼありません。また、他施設で働いている人と実際に現地で会うことによって他施設の状況等を知る機会も奪われます。昨今のネット社会では入手する情報が偏る、とよく言われますが、来月の学会はそういった点にも気を付けて参加しなければ、と思っています。

7月に沖縄にてオンライン開催された日本遺伝カウンセリング学会では、出生前診断のトピックスも多々ありました。学会発表という性質上、最初から検査を受けたいという明確な意思を持って来院し検査を受けたことにより生じた問題点、あるいは結果についてのお話や結果の伝え方についての問題点等といったお話が多くなります。ところが、実際の現場ではそういうことばかりではありません。そもそも出生前診断を受けるべきか悩んでいる、検査を受けるかを判断する基準がわからないので話を聞いて考えたい、といった事例も多く存在します。

当事者のみで話をしていると堂々巡りになって、煮詰まってしまうこともあるでしょう。ネット等からの情報は多すぎるし、何が正しいのかの判断がつきづらいこともあり、情報に振り回されて逆に心が乱れてしまうこともあるかもしれません。そんな時にはご遠慮なさらずに是非お声かけ下さい。第三者から話を聞き、情報や気持ちの交通整理をして貰うとスッキリすることもあります。問題点が見えてきたり、方向性がはっきりすることで、少し心が軽くなるかもしれません。

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