先日、「雪の花―ともに在りてー」という映画をみてきました。松坂桃李主演で、当時、死に至る病であった痘瘡人々を守るために、そのワクチンである種痘を福井藩で広めるために奔走した医師の物語です。江戸時代に、痘瘡で亡くなっていく人々を救うために西洋の医学を学び、ジェンナーが発見したワクチンである種痘にたどりつき、命がけで福井まで運んで接種した話です。せっかく福井まで運んだものの、「牛になる」とか「妖術使い」どとかの風評被害により接種がすすみません。実はその噂を流しているのが藩の役人であったことがわかり、それを正して接種が進んだという話です。ネタバレですが、、、当時は死に至る病であった痘瘡(天然痘)は種痘の発見により、今では根絶されました。なんだか、子宮頸がん予防のためのHPVワクチンも同じ様な話だったと感じました。子宮頸がんは、現在でも日本で約三千人の女性が命を落としています。この子宮頸がんを予防できるHPVワクチンが開発され、実際に9割の子宮頸がんを防ぐことができています。今は定期接種として小学6年〜高校1年相当の女子は無料で接種できます。厚労省はキャッチアップ接種として、定期接種の時期を過ぎた女性も接種対象としていました。今年の3月でキャッチアップ接種の時期が終了予定でしたが、ワクチンが品薄になったことで、機会を逃した女性は3月までに1回でも接種していれば、4月以降も無料で接種可能となります。特に高校一年生の女性はこの機会を逃さない様に、3月中に1回目を接種してください
映画「雪の花―ともに在りてー」
2025.02.11 UP