当クリニックは予約制です。ホームページからのご予約をお願いいたします。患者さまの目的に応じた予約枠が表示されるようになっておりますので、ご都合に合わせてのご予約が可能です。予約枠に空きがある場合には当日の受診も可能です。
受診予約の前日にはクリニックからリマインドメールが届きます。
プライバシーに配慮し診察室、検査室はすべて個室です。お一人お一人の最適な治療のためにリラックスして治療に専念できる環境作りに尽力しています。
次回の受診のご予約に関しましては、診察時もしくはクリニック内のタッチパネルで行うことができます。後日Webにて行うことも可能です。
がん検診の際はできれば月経中を避けてください
他院からの紹介時には紹介状を忘れずにご持参ください
お薬手帳をお持ちの方は手帳を、画像診断データをお持ちの方はCDをご持参ください
婦人科一般
がん検診と精密検査
子宮頸がんの検診は子宮頸部から直接細胞を擦り取って調べます。ヒトパピローマウイルスを調べることでの検診も可能です(自費になります)。また、がん検診を受けられて精密検査が必要な方に対しては、即日コルポスコープによる精密検査が可能です。
子宮頸部異形成(子宮頸部上皮内腫瘍、CIN)のレーザー治療
子宮頸部異形成(子宮頸部上皮内腫瘍、CIN)は、子宮頸がんの前がん病変です。ヒトパピローマウィルス(HPV)が関係しています。正確なコルポスコープによる病理診断とHPV検査を行い、治療の必要性を判断します。治療が必要な場合は、クリニック内でレーザー治療が可能です。
子宮鏡検査
クリニック内の子宮鏡検査は即日可能ですので、迅速に診断がつきます。ご紹介があり受診を希望される方は、月経中を避けてお越しください。
子宮筋腫の治療
過多月経や月経痛の原因となる子宮筋腫は、大きい場合や症状が強い場合は手術が必要になります。腹腔鏡や子宮鏡による手術を行っています。軽症の場合はお薬などでの経過観察を行う場合が多いです。
卵巣嚢腫の治療
卵巣嚢腫には嚢腫の中身によりいろいろな種類があります。大きさによっては手術が必要になります。その場合は腹腔鏡での手術となることが多いです。
子宮内膜症の治療
子宮内膜症は月経痛や腹痛、腰痛、不妊の原因となります。症状、部位、程度、年齢等によって様々な異なった状況にあります。患者さんに最適な治療法を薬物、手術などの選択肢から選んでいきます。
過多月経の治療
多くの患者さんが悩まれている月経量が多いこと(過多月経)は、子宮筋腫や子宮腺筋症などの病気がある場合と、正常の子宮であるのに過多月経になる機能性過多月経があります。薬物療法を行いますが、効果が低い場合は病気に対する手術、またマイクロ波子宮内膜焼灼術(MEA)という方法もあります。
月経困難の治療
月経困難症は、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気がある場合と、それらが見られない機能性月経困難症もあります。しかし、機能性と診断されたり、若年なので心配ないと考える場合であっても将来は子宮内膜症に進展することがありますので、早い時期から月経困難には対応していくことが大切です。
婦人科がんの診断・治療
婦人科がんで頻度の多いものに、子宮頸がん、子宮体がん(子宮内膜癌)、卵巣がんがあります。当クリニックでは、これらの疾患についても診断、治療が可能です。婦人科腫瘍専門医、がん治療認定医、細胞診専門医である院長がこれまでの数多くの経験を基に診断、治療を行います。
骨盤臓器脱の治療
子宮や膀胱などが下垂する骨盤臓器脱は、違和感、頻尿、尿漏れ等の原因となります。軽症であれば骨盤底筋体操などの保存的治療・新しい医療機器のエムセラ・腟の炭酸ガスフラクショナルレーザー治療(フェムタッチ)も可能です。下垂が強く、症状が強い患者さんには手術をおすすめしております。手術はメッシュを使用した術式とメッシュを使用しない手術があります。
婦人科手術後のフォロー
婦人科の手術の場合は、他の外科疾患と比べて経過観察が必要であることが多いです。特に手術で卵巣を摘出した患者さんにはホルモン補充療法のメリットがたくさんあり、術後もフォローしております。
ホルモン補充療法
女性にとって女性ホルモン(エストロゲン)はとても重要な働きをしています。エストロゲンが低下することでおこる更年期障害の方、手術で卵巣を摘出した方でメリットが大きい場合はホルモン補充療法をおすすめしています。
更年期障害
閉経が近くなるとエストロゲンが低下することで、ホットフラッシュや様々な体調の変化が現れ、他に原因が見られない場合は更年期障害と診断されます。漢方治療やホルモン補充療法、場合によっては抗うつ剤などの治療が有効です。
骨粗鬆症
女性に多い骨粗鬆症は、閉経によりエストロゲンが低下するころから急速に骨塩が低下し、骨粗鬆症へと進んでいくことが多いです。適度な運動、食事等が大切ですが、ホルモン補充療法、各種薬物療法など、有効な治療法が多数ございます。当クリニックでは、骨塩定量装置を配備しておりますので、手軽に骨塩を測定することが可能となっております。
高脂血症
血液中のコレステロールが高くなることで動脈硬化が進行します。女性の場合、閉経することでコレステロールの代謝が悪くなり、高脂血症になっていくことが多いです。予防として、適度な運動に加えてホルモン補充療法が有効です。当クリニックでは女性の閉経後のヘルスケアの観点から治療にあたります。
ピル処方
経口避妊薬として開発されたピルは現在ではエストロゲンの量が少ない低容量ピルと呼ばれるものになっています。ピルは女性にとって望まない妊娠を避けることの他、月経困難の治療、過多月経の治療にも有効です。また子宮内膜症の予防、卵巣癌のリスク低下といった効用もございます。
妊娠(妊婦健診)
当院では分娩は取り扱っておりません。しかし、提携する病院で分娩を希望される場合はある程度の時期まで当院での健診が可能です。妊婦健診は安全な分娩をするために大変重要です。健診中にリスクを評価し分娩予定の病院に連絡いたします。夜間など緊急の場合は分娩予定の病院で診察していただくことになります。
不妊相談
当院では高度な不妊治療は行っていませんので、必要があれば連携する不妊クリニックにご紹介いたします。
閉経後や更年期のデリケートゾーンの症状(GSM)に対する治療
閉経後では約半数の女性が腟・外陰部の不快症状を訴えているというデータがありますが、なかでも「かゆみ」「尿漏れ」「頻尿」が多い症状です。このような症状は「閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)」と定義されます。GSMに対しては女性ホルモンの局所投与、潤滑剤の塗布などによる治療があります。それでも改善しない場合は「炭酸ガスフラクショナルレーザー」による治療が有効です。
腹圧性尿失禁の治療、産後の骨盤底筋トレーニング
骨盤底筋体操(ケーゲル体操)は自分で行う骨盤底筋を締めたり緩めたりしておこなう体操です。自分で行う場合は、有効な運動になっていないことも多く、そこを確認することが重要です。
当院では、同じビル内のDoクリニックで専門の理学療法士によりウィメンズヘルスリハビリテーションをお勧めしています。
自身でのトレーニングが難しく、なかなか続けられないという方には、EMSELLA(エムセラ)がおすすめです。エムセラは2020年に発売され、アメリカやEUなど25か国で認可が下りており(日本では保険適応ではありません)骨盤底筋群を鍛える新しい治療機器です。尿失禁治療だけで
はなく、加齢・出産などに伴う性的不快感、膣のゆるみ、腰回りのダイエットに対しても治療が可能です。
自費診療
緊急避妊ピル(アフターピル)の処方と妊娠8週まで人工妊娠中絶手術を行っておりますので、ご相談ください。