にしかわウイメンズヘルスクリニック

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エストロゲン低下による諸症状:閉経後の腟の症状について

2020.09.19

閉経の平均年齢は51歳と言われています。閉経は卵巣機能の低下により女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されなくなることで起きてきます。図のようにエストロゲンが低下し始めると、月経不順、そしてのぼせ、ほてりなどの症状がでてきます。さらに閉経後、時間が経ちエストロゲン欠乏の状態が長く続くと、腟の粘膜が萎縮することで様々な症状がみられるようになります。例えば、腟の違和感、性交痛、乾燥感、頻尿、尿漏れ、出血などです。このような症状にはエストロゲンの補充が有効です。特に腟の症状に対して、エストロゲンの中でもエストリオールの膣への局所投与が、全身への影響なしに腟の局所への効果があります。

命を紡ぐということ

2020.09.16

今年もあっという間に半分を折り返し、暑い暑いと思っていたら朝晩は肌寒さを感じ、すっかり秋になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

マスクをするという生活が普通となり、空港から出てくる人達は全員がハイジャックできそうです…。何も気にせずどこにでも行けた日々が遠い昔のことのように思えます。

自粛生活が続く中、若い方たちが命を絶つ事例も相次ぎ、SNSによる誹謗中傷の問題が取り上げられてますね。言葉というものは人に勇気や気力を与えることもできますが、やる気を削ぎ、命を奪うこともあり得る、本当に怖いものです。精神が健康であればやり過ごすことができたことでも、そういった些細なことが金属疲労のように蓄積して、自分でも何がきっかけであるかすらわからないうちにある時ポッキリと折れてしまう。心と向き合い言葉をかけることが仕事であり、「命」を考えなければならない遺伝カウンセラーとしてはとても考えさせられる出来事です。カウンセリングに来る方々に対してだけではなく、全ての方々に対して心を配るのは当然のこと、自分自身にも心を配らなくてはならないなぁ、と実感する日々です。

人が人と出会い、命を紡ぐ。

そこに関与する出生前診断はとかく「悪」のような扱われ方をされがちですが、カウンセリングに来られる方は本当に真剣に新しい「命」と向き合っています。当クリニックもそろそろ2年が経ち、それなりの数のご夫婦とお話しして参りましたが、第三者がいるカウンセリングの場で初めて問題意識をすり合わせることができたり、本当は何が心配なのかに気付くことも多くみられます。

ご夫婦がお互いを思いやる姿を拝見するたびに、奇跡のような出会いの中で命が紡がれていく尊さを強く感じます。少子化の中、何とか子どもを産ませようと出産費用を実質無料に、等という公約を掲げた総裁選があったりもしますが、お金は大事で重要だけどそれだけで安心して子どもを産むようになるかどうかというとどうなんでしょうか。

不安に思うことは人それぞれで、そのことに間違いも正解もありません。口に出してみることで心が軽くなることもあるかもしれませんし、みんなが普通に悩んでいることだとわかれば安心することもあるでしょう。大切な命が紡がれていくその時間が少しでも幸せな時間になりますようお手伝いさせていただけたらと思います。

なお、新型コロナの感染予防対策のため検温等ご協力いただくことが多く、ご不便をおかけしているかと存じますが、皆さまに安心してクリニックにかかっていただくための対応となっております。ご理解の上ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

器質性月経困難症への対応と婦人科特定疾患管理料の運用

2020.09.11

 

「器質性月経困難症への対応と婦人科特定疾患管理料の運用」と題したWEB講演会をおこないます。医療関係者向けですので、一般の方対象ではないのですが、講演するにあたり、知識の整理をしております。内容については少しずつここにもあげていきますね。

当院の感染対策

2020.09.07

当院の感染対策についてお知らせします。入り口には靴の消毒用に消毒液の浸したマットとそれを拭く乾燥用マットをおいてあります。靴でウイルスが持ち込まれるという説もあり、外履きからの持ち込みを防ぐことが目的です。クリニックに入ると、足踏み式の手指消毒のディスペンサーを設置しました。手に触れずに消毒ができます。始業前、終業後にはオゾン発生装置により空間消臭・除菌を行っています。朝は少しオゾンの匂いが残っているかもしれません。受付前には体温測定用のサーモグラフィーがあり、マスクをつけてても体温が測定できます。また、感染防御のために受付にアクリル板を設置してあります。これまで通り、定期的な換気、診療においては標準的な感染対策を行っています。少しでも、安心してクリニックに来て頂ければと思います。また、遠方の患者さん、定期的な処方が必要で、来院困難な方にはオンライン診療もご利用ください。

4月から新体制です(もう9月になりますが)

2020.08.24

 

4月からスタッフが増えました。新しい写真を撮影しましたので、アップします。写真写りが良いスタッフもカメラを向けるを顔がこわばるスタッフもいて、集合写真の難しさを感じております。

婦人科特定疾患治療管理料について

2020.07.27

 

2020年4月の保険診療改訂から婦人科特定疾患治療管理料が算定されるようになりました。これは産婦人科医が器質性月経困難症の方にホルモン剤を投与している場合に算定されるものです。器質性月経困難症とは、子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫といった病気のため月経が重くなっている状態です。ちなみに人によって痛みの感じ方は千差万別ですので、本人が困っていると感じるのであれば、月経困難症という病名になります。何らかの病気があって、月経困難が起きている場合は、そのままにしておくと、学校生活や仕事への支障がでてくるだけではなく、「うつ」などの精神疾患や不妊、妊娠中の合併症、さらには卵巣癌や心血管病変にも関係してくる事が知られています。そのため、ただ痛み止めでみるのではなく、長期間の管理が必要です。そのことから、今回このような管理料が算定されることになりました。この管理料を算定できるのは、産婦人科医というだけではなく、6時間の研修を受ける事が必要です。研修は新型コロナウイルスのため、開催が遅れていましたが、オンラインで開催されるようになったので、この連休で受講を済ませました。写真はその修了証です。

休診のおしらせ

2020.07.08

8月11日〜8月15日は休診させて頂きます。

子宮頸がんのはなし④:ヒトパピローマウイルス(HPV)のタイプ

2020.07.06

子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)は、そのDNA配列の違いにより120種類以上に分類されています。パピローマウイルスはイボを作るウイルスで、牛や犬にもパピローマウイルスがみつかっています(これらはヒトには感染しないのでヒトパピローマウイルスとは言いません)。ヒトに感染するHPVは子宮頸部などの下部生殖器に病気を作るタイプと、皮膚に感染するタイプが知られています。子宮頸部や腟、外陰部などの下部生殖器に感染して、良性のイボや悪性の癌の原因となるタイプは30種類以上がわかっています。良性のイボ(尖圭コンジローマ)を作るのは6型と11型です。子宮頸がんやその前がん病変である子宮頸部異形成に関係するのは16型、18型を代表とするハイリスクタイプと呼ばれるウイルスです。最初のグラフは何らかの子宮頸部細胞診で異常が認められた札幌の患者から採取したHPVのタイプ別の検出頻度を示しています。16型が一番多く、次に多いのは58,52,56,51と50番代のウイルスが続いています。欧米では45型が多く検出されていますが、日本では検出されることは珍しいです。これは、HPV感染には地域差があることを示しています。また、複数のHPVが感染している混合感染も多く見られています。

二つ目のグラフは、異形成、癌の組織から検出されたHPVのデータです。異形成が軽度、中等度、高度と進行し、さらに癌になる過程で16型の単独感染の頻度が増加し、他のタイプの検出頻度、さらに重複感染の頻度が下がっているのがわかります。この事から、軽度異形成の段階では多くの種類のHPVが検出され、重複感染も多数含まれますが、進行するにつれて、比較的悪性度の低いタイプにより発生した異型細胞は淘汰されるのに比べ、悪性度の高い16型などで引き起こされた悪性細胞は淘汰をくぐり抜け癌になるのだと考えられます。

このようにHPVのタイプは癌化のリスクとも関係しているので、異形成の治療のためにはHPVのタイプを検査しておくことが重要になるのです。

食べちゃう前にアップ

2020.06.26

可愛いクッキーを頂きました。食べちゃう前に写真を撮りました。こちらこそ、ありがとうございます。

4期連続ベストドクターズに選出されました

2020.06.10

2年ごとに医師間の投票により選出されるベストドクターズに、2014から4期連続で選出されました。

https://bestdoctors.com/japan/

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