にしかわウイメンズヘルスクリニック

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ゴムの木とマスクと健康

2020.02.29

世の中は新型コロナウイルスの話ばかりで、なんとなく鬱々してきます。マスクが手に入らずパニックになっているようですが、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の勧告では健康な人はマスクをする必要はないとされています。https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/index.html

コロナウイルスはもちろん心配ですが、もう一つ今朝心配事が増えました。開院の際に頂いた観葉植物達ですが、実は名前も知らず、世話をしていました。スマホのアプリで植物の写真を撮ると名前と世話の仕方などなど情報が出てくるというモノを見つけ、それぞれの名前が判明しました。写真はゴムの木(これぐらいは知っていましたが)、今朝、3枚も葉が落ちてしましました。ゴムの木は日光を好むと言うことなので、あわてて日当たりの良い窓際に引っ越ししました。

 

ゴムの木同様、人間も自由に外の空気を気兼ねなく吸いたいものですね。

子宮頸がんのはなし③:精密検査(コルポスコピー)について

2020.02.06

子宮頸がん検診というのは、子宮頚部をこすって細胞を採取する「細胞診」という方法で行います。これはスクリーニングとよばれ、簡単に多くの人々から「がん」や前がん状態である「異形成」を見つけることができます。「細胞診」で異常が出たからと言って、必ずしも「がん」というわけではありません。この細胞診によるスクリーニングで精密検査が必要とされた場合の検査が、コルポスコピーです。写真の顕微鏡みたいのがコルポスコープという器械です。拡大鏡で子宮頸部を観察し、病変の部分の組織を生検することで、「がん」や「異形成」を診断します。当院では拡大像をディスプレイに映して患者さんにもみていただくことができます。診断がついた異形成で治療が必要な場合はレーザー治療をおこないます。写真のくまちゃんをコルポスコープで観察すると左側のディスプレイに拡大されたくまちゃんの顔が写るわけです。鼻に緑のスポットが見えますが、これがレーザー治療する時のガイドビームです。病気の部分をこのように焼灼するのです。

女性の美と健康についての講演をします

2020.01.14

来たる1月25日にクリニックのビルにで「健康セミナー」が開催されます。私が13:00から「産婦人科医の考える女性の美と健康」というテーマで講演させていただきます。お時間のある方は是非お聞きください。

明けましておめでとうございます

2020.01.05

明けましておめでとうございます。正月休みも終わり、明日は手術始めです。クリニックの診療は明後日、7日から開始いたします。今年もよろしくお願いします。

令和元年最後の診療日です

2019.12.28

令和元年の診療も本日が最終日となりました。まだ、午後の診療が残ってますが、今年一年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

Merry Christmas!

2019.12.24

Merry Christmas!  例年、師走というくらいに忙しいですが、合間を見て大掃除を始めました。年内は28日まで、通常通り診療しています。

年末年始の診療のおしらせ

2019.12.19

 

年末は12月28日まで通常診療です。

年始は1月7日より診療いたしますので、よろしくお願いします。

子宮頸がんのはなし②:がん検診について

2019.12.05

子宮頸がんの検診について書きます。子宮頸がんの早期発見にはがん検診が一番よい方法です。

早期発見のきっかけは、このグラフにあるように半分以上ががん検診になってます。その他の症状は癌自体の症状ではなくてたまたまあった不正出血で受診とかの場合が多いです。他の臓器の癌とは異なり、子宮頸がんには前がん病変と言われる病気があります。これを見つける事が、子宮頸がん検診の大きな役目です。この前がん病変は「異形成」とか「異型上皮」と呼ばれる病気です。英語では「CIN」と呼ばれます。この異形成、CINは3段階に分類されています。後から詳しく書こうと思いますが、子宮頸部の細胞にヒトパピローマウイルス(HPV)が持続感染することで、正常の細胞が異形成の細胞に変化し、それが軽度、中等度、高度異形成(CIN1→CIN2→CIN3)と進行し癌になってしまいます。異形成の時点では症状をだすことはありません。検診で見つけるしかないわけです。

がん検診は細胞診という方法で行います。子宮の入り口を擦って細胞を採取し、それを顕微鏡で細胞検査士がみて異常細胞を発見するのです。最近はHPVの検査を検診に用いるようにもなってきました。

このがん検診は、スクリーニングで多くの方から異常を見つける方法です。まず、このスクリーニング検査で異常が見つかれば、精密検査に回ります。こちらは組織を調べる検査で、擦って採取した細胞を見るのでなく、生検した小さな組織を病理検査に提出します。生検するためには、疑わしい部位を見つけてそこから組織を採取します。そのためには「コルポスコープ」という機械を使います。この検査方法を「コルポスコピー」と呼びます。

細胞診のことは一次検診と呼ばれ、その精密検査がコルポスコピーで二次検診と呼ばれます。

子宮頚がんのはなし

2019.11.13

今日は子宮頚がんの事を書こうと思います。私が、医者になって最初の受け持ちに若い子宮頚がんを患った女性がいました。彼女は不妊治療のため大学を受診した際の検診で子宮頚がんが見つかりました。不幸にも進行していたため、子宮を摘出せざるをえませんでした。残念なことに、手術をしても癌の進行は止めることができず、転移した癌の治療のために入院していました。当時としては新しい治療をいくつも試しましたが、効なくみんなの願いがかなわず亡くなりました。意識がなくなる前に主治医チームの一番下で働いていた私に震える手で手紙を書いてくれたことを昨日の出来事のように思い出します。30年経った今でも、子宮頚がんは若い女性の命を奪う恐ろしい病気です。その後、私は大学院で子宮頚がんとヒトパピローマウイルス(HPV)の研究を行い、医学博士を取得しました。当時は子宮頚がんとHPVの関係がどんどん明らかにされていって、研究者としてはエキサイティングな毎日でした。ワクチンができて子宮頚がんが予防できるようになるなんて、その頃は夢にも思いませんでした。しかし、科学の進歩はめざましく、HPVワクチンが臨床応用され、今では子宮頚がん撲滅も夢ではない世の中になりました。日本では、残念ながらワクチン接種が止まっています。これから少しずつ、子宮頸がんの話、HPVの話を書いていこうと思います。

11月1日で満1歳になりました

2019.11.05

お陰様で開院1周年を迎えることができました。11月1日には円山の隠れ家的レストランでお祝いをしました。お店からも大きなケーキのお祝いが。クリニックにはお花も届いて、開院時のまるで花屋さんのようだったことが思い出されました。巨大なスイートポテトもいただき胸がいっぱいです。これからも一歩ずつ前進していこうと思います。どうかよろしくお願いいたします。

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